2012.06.29

アリヴェデルチ!カラブリア&ただいま!ローマ。

フライトが遅れたらノーマルチケットで次便で帰ればいいゃって諦めてました。
しかしローカルな空港って鉄道より簡単。搭乗手続き、荷物チェックは2分で終わり
空港から飛行機までもバスを使わず、歩いて1分。だから楽々に間に合いました。
空港で長時間待つって退屈だものね。

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出口を出ると目の前に飛行機がスタンバイ。
定刻より15分早く出発しました。

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楽しかった2泊3日のカラブリア小旅行も終わり。
まだまだ見てみたい史跡、博物館、食べてみたい料理、たくさんあります
秋頃に出直したいです。
左の座席の方が、上空からの景色が美しいとのアドバイスで眺めていました。
シチリア島とカラブリアの街が隣合わせなのがよく分かります。

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ただいまローマ! テルミニ駅が見えてきました。
鉄道でカラブリアまで7時間、飛行機なら1時間
しかも68ユーロ(燃油チャージ込み)と超お得!

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ポポロ広場が見えてくると、和食レストラン六甲でお寿司を食べたいなって....
そんなことを思ってたら空港にドスンと到着しました。 ローマだ!
ジロウはどうしてるかな? ってスイッチを切り替えました。

2012.06.28

R.カラブリア---旅の終わりに

2泊3日のレッジョカラブリアの小旅行は終わりに近づきました。
空港へ向かう前に友人宅でランチしょうと誘われました。
そんなに時間はないから簡単なランチだと気軽にOK!
それが、たいへんなことになるとは....

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素敵なお家です。1階はダイニングルーム、2つのキッチン(家族用と来客用)
書斎、トイレ2つ、2階は4寝室(家族用と来客用)2つのバスルーム

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ダイニングからの眺め、カラブリアの家々と海を眺めることができます
広い庭にはジャーマンシェパードが番をしてます。

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システムキッチン、調理台にガスコンロがあり、料理しながら食材を用意でき便利

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食堂、平日なのになぜかご家族の子供たちと一緒にお食事

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用意されたお料理、前菜5種、パスタ類2種、メイン2種、デザート類2種
イタリアの結婚式は各料理2種づつ出すのが普通で、13時から18時頃まで
時間をかけて食べます。カラブリアは更に倍の量で、深夜まで食事して翌朝も
食べ続けるんですって、太るわけだ、 南はおもてなしが好きです
ところできょうのランチは結婚式じゃない、しかも私の飛行機は16時15分発
のんびりと食事を楽しむ時間はない.... お家に到着したのは13時15分頃です

写真のパスタは カラマリをからめたカラマータパスタ
パスタの名前はイカのリングに似ているのでカラマータと言います
イカはイタリア語でカラマリ。イカ和えにとても合います。
カラブリアは唐辛子を醗酵させた調味料を使うところは石垣島に似てます
サラミ、サルチッチョも唐辛子入り、ピッリとした刺激が食欲を誘います
出された料理は一口でも食べるのがルール、どれも美味しかったです。
ランチが終わった時間は15:30、16:15発の飛行機に間に合わないよね
空港までは10分で着きました,小さい空港だから手続きも簡単
だけど飛行機出発時間はなんと早まって16:00でした。
私は無事にローマに戻れるのでしょうか? 続きは後日に。


2012.06.27

R.カラブリア=ギリシャ時代の街にて

レッジョカラブリアの小さな村ジェラーチ、紀元前9世紀頃ネクロポリスがありました。
その後、東ローマ帝国、サラセン、ノルマン、ビザンチンと統治者が変わり
時代に翻弄された街。破壊と建築が繰り返された街。

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サン·マルティーノ教会
元の建物はビザンチン時代に建設され、1783年の地震後に再建
ビザンチン様式の共同墓地

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1300年頃の窓枠が一般住宅に残ってました。
ヴェネチアの運河沿いの建物に同じ様な窓枠があります
ビザンチン時代を反映しているのでしょう

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古代遺跡? 日本でしたら重文扱いでしょう。一般の住宅です
1000年を超えているでしょう。

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サン·フランチェスコ教会
1294年にチャールズ2世により建造、
教会内で村の子供たちが音楽会をしてました。
ご神体は村祭りに神輿として担ぎ出します。

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ジェラーチの街は丘の上にあり、城塞と教会群に取り囲まれてます。
丘の下に一般の信者や村の人たちの生活の場があります。
長い歴史の中で人々は何を見てきたのでしょう。
2012.06.26

R.カラブリアの夜

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R.カラブリアの田舎道、夕暮れが近づくと、私たちの足は急速に伸び
路面に映し出しました。休息が必要とバールへ

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名物アーモンドのグラニータ 、シャーベットより氷っぽくない
アーモンドの粒々の食感が独特、甘味は少なく食べやすい。
ナッツ系のグラニータ―はシチリアが本場ですが、シチリアに隣接してるだけあり
本場ものを食べることができます。
丼いっぱいくらいの凄い量です。夕食をパスする羽目に....

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ギリシャの様な街並み、ブズーキの音色が聞こえてきそう

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メインのローマ門を抜けると海にでます。 ギリシャの人々が上陸してきたのでしょう。
夕暮れ時の街は古代の眠りを覚ます様です。

2012.06.25

R.カラブリア 古代ギリシャより

1400年ほど前の古代、海の向こうからギリシャ人が上陸し、
このスティロ(Stilo)の山の中腹に聖堂を建てました。
古代ギリシャ人にとってスピリチュアルな聖地だったのでしょう。

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古代はこの一帯もギリシャの植民地でした。

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古代の聖堂は方角がとても大切で、朝日が入る方向、夕日が入る出口を計算し
正十字に作りました。

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世界遺産に申請をしてますが、周囲は村落で埋め尽くされ当時の
面影は消えかかってます。

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10畳間くらいのたいへんこじんまりした聖堂で祠みたいです

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写真撮影禁止ですが、管理人が日本から遠く来たんだろ
せっかくだから1枚くらい、いいよ とのお許しがでました。
聖堂の中にはフレスコ画が多く残ってます
表面のフレスコ画の下にはもっと古いフレスコ画が描かれ
3重くらいに絵が重なってます
中央の柱に古い落書きがあり、一つは古代ギリシャ語、もう一つはアラブ語だそうです
ビザンチンの時代にも聖地として崇められ続けられました。

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周辺は城下町の様に教会を中心として村が発展していきました。

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あまりにも歴史が古いと建造物を壊し、町の再開発もできず
観光客はほとんど訪れず、時間が止まったままの様な村です。

レッジョカラブリア...ミステリアスな神秘と魅力に溢れた町です。
2012.06.16

R.カラブリア=海からの贈り物

レッジョカラブリアの町を世界的に有名にしたのは中村俊輔ではなく
1972年にダイバーによって発見された古代ギリシャの2体のブロンズ像
当時、全世界が興奮し世紀の発見と騒がれました。
(余談)
レッジョカラブリアの人は今でも日本人を見るとナカムラと声をかけてきます)

海からの
ガイドのルイジがここの海から発見されたんだとRiaceの海岸に案内してくれました
とても静かな海ですが、冬は狂った様に荒れて難破することが多く危険とのこと
ギリシャから略奪されトルコ方面に連れ去られる時に難破したそうです。
難破してなかったら、今頃、ルーブルに展示されていたかもしれませんね。
今でも海底には古代のお宝が沈んでいるようでダイバー達が探してます。
ロマンがあっていいなぁ

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発見後すぐフィレンツェ大学考古学修復室で念入りに検査し磨きました。
現代のギリシャでも、これほど精巧で丁寧に作られたブロンズ像はありません
紀元前430年頃の作品、2対は30年ほど制作年数に差があるそうです
右に槍、左に大楯を持つ剣闘士、身長は2mあります
この2対の像はレッジョカラブリアの県庁で磨きにかかってます(なんで県庁?)
きれいになったら博物館に戻します。

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左はヘルメットを被り、右はバンダナをしてます
眼の白い部分は象牙が使われてます
優しそうで哲学者みたいに賢しこそうです。
この2体のブロンズ像は町のシンボルです。空港にも大きな写真がありました
日本だったらコケシにしたりストラップにするだろうに、グッズはなにもない!
だから.....見に行きませんか? 理想に近づくために。
2012.06.14

R.カラブリア = 海を恐れていた

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レッジョ・カラブリアの海は最南端だけあり、とってもきれい
小魚が足元に寄ってきます。 こんなにキレイならハワイや沖縄に行かなくたって
十分に楽しい夏を過ごせそう...
だけど、レッジョカラブリアの人達は100年くらいまでは海が怖く
近づけなくて魚も、ほとんど食べなかったそうです。
なぜ、そんなに怖いの?

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たいへん穏やかな海ですが、蛮族が船でやってきて村人を攫ったり金品を奪ったり
襲われることが日常茶飯事だったとのこと
写真の様に海沿いの町には高い塔の城塞がどこにもあり、蛮族の襲来を見張ってました。
海の付近はとても危険だったのです。浦島太郎も攫われたのかしら?

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もう一つ怖れたのは大津波です、レッジョ・カラブリアの海沿いの町は
1908年の大地震の時に津波で、町が破壊されました。
大半の村人は丘の上に居を移しました。今では丘まで電動歩道があり楽に行ききできます

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魚漁の出だしが遅れ、今でも原始的な漁をしてます。何を捕ってるのでしょう。
船の塔の上に2人乗ってます。カジキマグロを捕る突きん棒という漁です。
上に昇り、魚影を探します。漁師は船の船首の「突き台」に立ち
長さ5mもあるモリを振りかざし、水面を走るカジキを突く!
という原始的であり、とても勇壮な漁。
この周辺で捕れるのはメカジキ。イタリア語でペッシェ・スパーダ=刀魚です。
長さ4.5m、重さ500kgに達することもあります。

レッジョ・カラブリア..歴史が深く面白いです。
2012.06.12

R.カラブリア=実録ロメオとジュリエットの村にて

ロミオとジュリエットの物語は、対立する二つのグループと、
それに翻弄され悲しい結末へ至る恋人達を描いてます。
物語の成立は、西欧の民間伝承やギリシアの古典に着想を得たそうです。

レッジョカラブリアの外れの廃村に着いた時
「この村はロメオとジュリエッタと同じ悲しい歴史があった」と説明されました。

愛し合う二人の家族は権力争いのライバル、逆境が愛を育み、駆け落ちしてしまったら
相手方の家族は激怒、一族全員を一晩で殺戮してしまいました。その数850人。
家の壁はすべて血で真っ赤に染まっていたそうです。

(余談)
 ヴィツェンツァ郊外にマロスティカ村があります。
 こちらの村でも同じ様にライバル相手に恋をしてしまうという
 問題が発生しました。賢明な君主は、武器をチェスに替えて戦えと命令し
 チェスの試合が何日も続き、お互いが心を開きハッピーエンドになりました
 これを記念し村では毎年、人間チェス大会が開催されてます
 将棋作りの山形県と姉妹都市になるまでに...


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この村は度々の大地震で破壊され、村人たちは去っていきました
今では一人が住んでいるのみとのこと。
世界遺産マテーラのサッシ地区に似てます。
私が訪れた時は観光客は誰もいませんでしたが
年間15万人が訪れるそうです。
いずれはマテーラみたいな観光地になるかもしれませんね。

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朽ち果てる家屋も多いですが、いずれ観光地として復活するでしょう。
そして、いつの日か世界遺産になるかな?


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村の中心にある教会、中は自由に見学でき、当時の様子をかいまみることができます。

先日のクイズの答え
この教会の壁も穴がたくさんあいてますね。なんでしょう?
答えは足場です。この穴は60センチくらい深いです。
この穴に棒を突っ込み足場にしていくのです。
工事が終わると穴を埋めます。埋めないと泥棒が昇ってしまいますからね。
南イタリアは穴を埋めてないことが多く(歴史の深さを表すためか)
ハトが巣に利用することもあります。


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村までは急こう配でたいへん。
電気自動車で一人1ユーロで運んでくれます

(余談)
ウンブリア州・オルヴィエト郊外にある天空の町
チヴィタディバニョレッジョは300年前の大地震で
死の町と称されるほど廃村になりましたが
今は、観光地として復活、日本の映画の舞台にもなるほどに。
2012.06.11

R.カラブリア=出会い

レッジョカラブリアの街は観光客にとっても不便、観光案内所は皆無
名所、遺跡までの交通機関もない、だから守られているのだけど....
地元のツテを頼らないと短期間で廻ることはできません。

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お友達の知り合いのガイドのルイジさん、英語も得意で地元やシチリアの歴史に
とっても詳しい、どんな質問にも的確に教えてくれました。
ミステリアスな街は「なぜ?」{どうして?」という疑問がたくさん出てきます
ルイジさんはゲイです、美川憲一みたいな喋り方だから分かりやすい。
ゲイの方はパーフェクト主義が多く、妥協することがないみたい。
今日は彼がディナーを作ってくれました。
揚げ茄子とトマトとリコッタチーズのシチリア風パスタです
とても美味しかったです。
「ボニッシモ=最高に美味しい」「ベリッシモ=とても美しい」
2つのキーワードで生きている人たちが南イタリアには多い。

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川沿いの集落では自分たちが食べるだけの食材を共同で作ってます
自給自足の集落です。驚いたことに、ここの人たちの言葉が私には分からない
何をしゃべって、談笑しているのだろう?
何語をしゃべてるの?って聞きましたらカラブリア語とのこと
少し古代ギリシャ語がまじり、私には理解不能でした。
方言でもまったく分からないイタリア語もあるんですね

非売品だけど頼んで、焼き立てのパン、オリーブオイル、ワイン、野菜など
分けてもらいました。イタリア人はパンに強いこだわりをもちます
イタリアの街ごとにパンの味が違い、その街の料理に合う様にパンを
作るからです。パンがまずいと他の料理もまずくなってしまいます

イタリア旅行中、レストランで出されるパンを食べる旅行者は
少ないかもしれません(胃に余裕がないから)
一口でも宜しいから各町のパンを食べ比べてみてください(余談)

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町の酒屋で瓶詰にする前のワインを飲ませてもらいました。
ワインは土地に適した葡萄を栽培してるので
ローマでは聞いたことのない葡萄品種、製法だったり
地ワインの試飲お薦めです。

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村外れの教会。300年間も閉ざされてます。 なぜ?でしょう??
1700年代の大地震で教会内部は破壊され、修復する予算もないまま
封印状態だそうです。
(イタリアは傷んだからという理由で史跡を解体することはできません)

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=クイズ=
町を歩いていると壁に穴がポコポコ開いてる建物が多いのに驚きます

なぜでしょう?
①ハトの巣 
②足場
③戦争の銃痕
④いたずら
2012.06.10

レッジョ・カラブリアへ

南イタリアの果て、レッジョカラブリアへ行ってきました。
古代ギリシャ時代の多くの遺跡が残る街
神秘と新鮮な魚介、多種のフルーツ、そして海が美しい
なによりも私が気に入るのは、世界遺産級の素晴らしい史跡が
たくさんあるのに、観光客が誰も訪れていないという点です。

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ローマに住んでいたイタリア人の友人が、僕の故郷は素晴らしいから来てよって
何回も誘われてました。だけど鉄道だとローマから7時間、飛行機代は高いから
中々いけませんでした。ローコストエアーで往復65ユーロ(サーチャージ、税こみ)と
格安飛行機を予約できたので、やっと長年の念願が叶いました。

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レッジョカラブリアはシチリアが目の前です。
シチリアまで船で1時間くらい、日帰りできます。
富士山に似た山は、シチリアのエトナ火山です。

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レッジョカラブリアは古代から近代まで大地震と津波で何度も破壊された街。
訪れる観光客は少なく、古代遺跡、史跡、伝承が多く残る街
古代ギリシャ語しか通じない村もあります。神話の世界です。

2泊3日のわずかな期間滞在したレッジョカラブリアの街を
数回に分けてご紹介してきます。夏休み突入直前スペシャル。