2011.06.13

国民投票で原発の是非を問う

イタリアで原発の是非を問う国民投票がありました。
3.11後の国民投票ということで世界から注目を集めました。
与党ベルルスコーニ首相は国民投票に反対したり、バカンスのスタート月の
6月にして投票率を下げて投票を無効にしようと画策しましたが、
94.5%の圧勝でイタリアは原発を求めないと、国民が決めました。
イタリアは自分のことは自分が護る、自分が決める,,お国任せにしない..という
個人の意思の尊重が徹底してます。

反原発
インタビューでほとんどのイタリア人は福島原発事故のニュースで原発反対を決めたと
答えてました。ヨーロッパではドイツ、スイスが脱原発を決めてます。
原発大国のフランスでも8割が原発に反対してます。

国民投票3日前の9日スペインでカタルーニャ国際賞受賞した村上春樹のスピーチが
止めのパンチだったでしょう。<下記、抜粋です>

『 我々日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった。それが僕の意見です。
我々は技術力を結集し、持てる叡智を結集し、社会資本を注ぎ込み、原子力発電に
代わる有効なエネルギー開発を、国家レベルで追求すべきだったのです。
たとえ世界中が「原子力ほど効率の良いエネルギーはない。それを使わない日本人は
馬鹿だ」とあざ笑ったとしても、我々は原爆体験によって植え付けられた、核に対する
アレルギーを、妥協することなく持ち続けるべきだった。核を使わないエネルギーの
開発を、日本の戦後の歩みの、中心命題に据えるべきだったのです。
それは広島と長崎で亡くなった多くの犠牲者に対する、我々の集合的責任の取り方と
なったはずです。日本にはそのような骨太の倫理と規範が、そして社会的メッセージ
必要だった。それは我々日本人が世界に真に貢献できる、
大きな機会となったはずです。しかし急速な経済発展の途上で、「効率」
という安易な基準に流され、その大事な道筋を我々は見失ってしまったのです 』

スピーチ全文は こちら でお読みください。

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