2014.03.19

イタリア最古の教会 ②

トラステヴェレ地区-サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会
ファサードに続き内部を見てみましょう。

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教会内部は三廊式,側廊と身廊を仕切る両脇の列柱と軒蛇腹が
バジリカ式の初期キリスト教会の歴史を感じます。
金箔に彩された天井は17世紀バロック期の格天井,
「聖母被昇天」の木像彫刻を飾ってます

ローマで最初に聖母マリアに捧げられた教会
「キリストと聖母」がこちらのモザイクのテーマです。

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聖母戴冠
キリストが持つ書物に「来たれ、わが選ばれしお方よ。われ、汝を王座につかせん」
と書かれています。冠をかぶった聖母マリアはビザンチン風の豪華な衣装に身を包み、
「天の女王」にふさわしい姿で描かれています。

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教会内「アルテンプスの礼拝堂」の祭壇には7世紀の「クレメンツァ(慈悲)の聖母」
の等身大のイコンがあります。ビザンチン文化がローマに伝承されたことが分かります。

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モザイク画とフレスコ画は聖母マリアの生涯一大絵巻。
右上のモザイクは「神殿における奉納」の場面。
このフレスコ画にライトをあてていません。
電灯はなく、灯りが乏しい時代に朝日がステンドグラスを通し,
もっとも美しく輝く様に計算して描いたのでしょう。
絵画は自然光で見るのが一番、教会は晴れた日の朝に見学しましょう。

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教会の22本の円柱は12世紀の再建時に、カラカラ浴場や古代神殿遺跡から
運び再利用しました。コロッセオは建築資材調達に最適だったそうです
柱頭は、イオニア式(両サイド)とコリント式(中央)と建築様式の
異なった古代神殿から調達したことが分かります。
柱の上の蝸牛模様はロマネスク建築を象徴するコスマーティ様式の装飾です。
4世紀の始め、12世紀、17世紀のバロックと世紀をまたいで何度も
改装、装飾を繰り返しています。時代を超えた歴史の流れの建築
文化を、この教会を眺めるだけで歴史のロマンを感じます。

ガイドブックに載ってないローマの町を ローマナビネット がご案内します。

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