2014.02.18

ローマ・ヴィッラ・ファルネジーナを独り占め!

ヴィッラ・ファルネジーナはルネサンス様式の邸宅。
1500年代初めにシエナ出身の銀行家アゴスティーノ・キージが
建築家バルダッサーレ・ペルッツィに依頼して建てられた。
ラファエロ、セバスティアーノ・デル・ピオンボ、ジョバンニ・A・バッツィ
ペルッツィなどルネサンスを代表する画家たちのフレスコ画で知られる。
(余談)
・ヴィッラ・ファルネジーナの監督をラファエロ・サンティに依頼したが
バチカン美術館の仕事が入り途中で交替しました。
・キージさんはここで毎晩のようにお客をもてなしてはその晩使っていた金銀の食器を
余興としてテヴェレ川に放り込んでました。(後で回収してたから皿を川で洗う目的も)
23,000デュカーティ以上もの大金を人生の楽しみとヴィッラに注ぎ込みました。
参考)1ディュカート≒10万円

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ヴィッラ・ファルネジーナ
 
Via della Lungara 230, Roma
開館時間:  月~土 9時~14時  (最終入場は閉館時間の20分前)
トラステーベレ地区
入場料:6ユーロ
写真:ストロボを使わなければOK

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ガラテアの間 LA LOGGIA D I GALATEA 
ガラテアの間では、様々な画家の作品が見られます。
ラファエロが描いた「ガラテア」。
ペルッツィが円蓋に描いたアゴスティーノ・キージの占星術。
デル・ピオンボが半月の部分にギリシャ神話のシーンとポリュペーモス
1600年代のローマの学校の風景などが描かれています。 
 鮮やかなコバルトブルーがとてもきれい。

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ガラティアの勝利 (Trionfo di Galatea) 1511年頃
ラファエロ・サンティ
古代ギリシャ神話≪黄金の驢馬(ロバ)≫からギリシャ神話でエロスの妻、
プシュケの物語を主題に描かれた作品
イルカの引く貝殻の船に乗り、顔は空から矢を射んとする愛の女神キューピッドの方を向き、
波立つ海面を進むガラディアは、『海の老人』と呼ばれる神ネレウスの娘とされている。


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遠近法の間 LA SALA DELLE PROSPETTIVE 
2階にあるこの広間の名前は1519年にバルダッサーレ・ペルッツィ
によって壁に描かれた遠近法による円柱とその向こうに見える
町並みの風景装飾によるものです
各天井の下には帯状装飾と神話のシーンがあります。
北側の壁には大きな暖炉が浮き出ています。

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アレキサンダー大王とロクサーヌの結婚の間  
LA STANZA DELLE NOZZE D I ALESSANDRO MAGNO E ROXANE 
この部屋はアゴスティーノ・キージの寝室でした
1519年にジョバンニ・アントニオ・バッツィ(通称ソドマ)に装飾を依頼
1500年代の各天井にはグロテスク模様と神話のシーンが見られます。
(余談)
アレキサンダーは、 紀元前4世紀の後半、古代マケドニア(テメノス朝)の国王
わずか10年の間に、史上初の世界統一を成し遂げた、英雄中の英雄。
最愛の妻ロクサーヌとは中央アジアのバクトリア地方(アフガニスタン)で出会いました。
アレキサンダーは、ロクサーヌを一目見て、恋に落ち、正式な妻にしました。
アレキサンダーは、遠征先からも彼女に、恋文を書き送ったということです。
愛するロクサーヌのために、栗の実をシロップ漬けにしたお菓子を贈りました。
そのお菓子こそがマロングラッセの始まりです。
今でも、ヨーロッパでは永遠の愛の証として
男性が女性にマロングラッセを贈る風習があります。

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この階段の天井もラファエロ設計と言われています

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ラファエロとラ・フォルナリーナ/フォッグ美術館
ジャン=オーギュスト・ドミニク・アングル作

余談ですが、
恋多きラファエロがもっとも愛した女性はマルゲリータとの出会いは
ファルネジーナで仕事をしている時にランチをとっていたパン屋の娘です。
このパン屋は現在はレストランとしてファルネジーナの近くにあります
パンテオンのラファエロお墓で彼女の肖像画
『若い婦人の肖像(ラ・フォルナリーナ)』現バルベリーニ美術館所蔵
が彼の死後60年に発見されてます。生涯離さなかったそうです。

左上の小さな窓からヴィッラ・ファルネジーナが見えます。
ということは、この逢引の部屋はパン屋の2階かもしれません。
1811年に描かれたこの絵からラファエロの幸せな瞬間を
垣間見ることができます。

 ガイドブックに載っていないイタリアの小さな町、路地裏を
 ローマナビネットがご案内します。

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