2014.07.18

ナボーナでカラバッジョとラファエロの名画鑑賞-2-

ローマの教会には、美術館に匹敵するイタリアを代表する天才画家の
名画が多く残っています。フレスコ画ですから海外へ持ち出すことはできず
現地でしか見ることはできません。
大半の観光客はカラバッジョの作品は、サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会内
聖マタイの召命」を訪れますが、同じナボーナ広場近くにある
こちらの教会まで訪れる人は少ないです。場所が少し分かりにくい
地図を持たない主義の私が地元の人達に道を尋ねてみると
ほとんどのイタリア人は「聞いたことあるけど場所は知らない・・と」

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サン・タゴスティーノ教会(Basilica di Sant'Agostino )1420年建造
1479年~1483年にかけて、枢機卿ジローム・デストゥトヴィルにより増改築された。
初期ルネッサンス様式。
オープン時間= 07:45-12:00 / 16:00-19:30

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カラヴァッジョ「巡礼のマリア(ロレートの聖母)
聖地ロレートに(キリストの生家がイスラエルのナザレから1294年に
異教徒の手を逃れて飛来したという伝承による。)
巡礼者が祈っているうちに聖母子の幻視を見ている場面

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聖母子の背景にはその地位に相応しい高貴な雲も天使たちも存在せず、
古ぼけて崩れかけのレンガ壁が見えるだけで、マリアとキリストを辛うじて
聖なる存在としているのは頭上の円光のみである。その一方で夜の暗闇から
現れたマリアはこの上なく整った容姿で描かれている

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一般の庶民が自分たちとは隔絶した容姿の聖人と遭遇した瞬間を描いている
この作品が公開されると「大衆の嘲笑の的となり大騒ぎを巻き起こすことは間違いない」
という理由で、裁判を起こされカラヴァッジョは投獄された。

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ラファエロ「預言者イザヤ」
イザヤは旧約聖書に登場する8世紀頃にエルサレムで活躍した三大預言者の一人
下部の彫刻はヤコボ・サンソヴィーノ 「聖母子と聖アンナ」。
(この絵の場所が分からなくウロウロ探してたら、神父さんが
見足りないのはラファエロか? それならそこにある。と教えてくれました)

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筋肉が盛り上がったイザヤの右腕や左足の強さはミケランジェロの影響。
ミケランジェロとは色調が異なり、色使いは優しく、繊細です。

 ガイドブックに少ししか紹介されてない素敵なローマの町を散策
 ローマナビネット がご案内します。
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