2015.03.16

世界遺産ラヴェンナ

古代ローマ時代から中世にかけて繁栄した都市
ラヴェンナ初期キリスト教建築物群は1996年世界遺産に登録

ラヴェンナのモザイクは美しいと訊いてましたが、これほど見事とは....
初期ビザンティン美術の集大成です。
写真では1/100も美しさを表現することはできません。
ローマから鉄道で1日で往復することも可能です。
ラヴェンナの町は歩きやすく整備され、徒歩で廻れます。
町にはラクガキやゴミも舞ってなく、安心です。

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サン・ヴィターレ教会
6世紀初めに建設が計画され、東ローマ帝国の支配下であった548年に完成。
金色のモザイクが八角形の堂内の後陣を飾り、様式的な初期ビザンティン美術の最高傑作


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サン・ヴィターレ教会
自然の光に映えるモザイク、この空間のバランスが素晴らしい。

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ガッラ・プラキディア廟堂
ローマ皇帝テオドシウス1世の皇女であるガッラ・プラキディアの霊廟。
5世紀半ばの建立。円天井は深い青色が特徴のモザイクに覆われ、
奥行きのある構図になっている。ビザンティン以前の古代ローマの影響
コバルトブルーの天井はピカピカと光ります。
細かなガラスを嵌め込んでます。

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ネオニアーノ洗礼堂
キリストはヨルダン川に体を浸しています。キリストの頭上には聖霊を表す鳩、
右側には擬人化されたヨルダン川が異教の老人の姿となり、
右手にキリストの体を拭くための布を、左手には葦を持っています。

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サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂 490年建造
3廊式バシリカ教会堂。身廊と側廊は12本のコリント式列柱により仕切られている。
壁面上部には、6世紀時のままのモザイク画が存在している。
元々4段構成になっていたが、最下段は床面が嵩上げされた際に取り壊された。
最上段はキリストの奇跡と受難の26場面が画かれ、
その下の高窓部分には旧約聖書の預言者または福音記者と12使徒
16人の聖人像が配置される。
圧倒されるのはその下部である。北側には、3人のマギに導かれて
ラヴェンナの外港クラッシスを出立し、聖母子のもとに向かう22人の聖女の
殉教者たちの参列が画かれている。南側は、聖マルティヌスに導かれて
ラヴェンナの王宮から天使に囲まれたキリストに至る26人の殉教者の参列。

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東方の三博士
メルキオール Melchior (黄金。王権の象徴、青年の姿の賢者)
バルタザール Balthasar (乳香。神性の象徴、壮年の姿の賢者)
カスパール Casper (没薬。将来の受難である死の象徴、老人の姿の賢者)


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純朴そうな青年僧のモザイク、ついでに載せました。
昂揚した赤いホッペがカワイイ

ラベンナのモザイク巡り ....お勧めです
ローマナビネットがご案内します。

2015.03.01

北イタリアへ 雪景色のドライブ

マントヴァからパルマへと車をチャーターしドライブしました。
2月中頃はローマは春近い晴天続きでも
北イタリアは数日前の降雪の雪が残っていました。
絵画の様な景色がスライドショーみたいに
次ぎから次へと現れるのには感激しました。


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このまま絵にしてみたい北イタリアの牧歌的風景です。


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すでに雪は解け始め春は近づいてます

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パルマ国立美術館の窓からの雪景色
窓の汚れが却って絵画的で油絵みたいになりました。


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鉄柵の窓から眺めた教会の屋根
たくさんの鳩たちが久しぶりの温かな太陽を浴びて
なんとか冬を乗り越えたとても嬉しそう。

イタリアの建造物とか絵画は10年後に来てもほとんど変化は少ないでしょうが
自然景観は一期一会、数分後には違った景観になることも珍しくない
だからこそ美しさに心どよめくのだと思う
喩えば.....初恋は、一生に1回しか訪れない様に.....

2015.02.28

世界遺産サッビオネータ・最古の劇場

理想の町 サッビオネータ 
2008年世界遺産に認定

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テアトロ・アンティカ
ヨーロッパで最初に建てられた市立劇場1590年建造
ヴィチェンツァのテアトロ・オリンピコ(1583年)に似てます
優雅なオリンポスの主要な神々の彫像は、スカモッツィの設計
劇場は広すぎなくルネサンスに流行した遠近法を匠につかい
調和のとれた空間美を演出しています

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現役の劇場で2003年にはリカルド・ムーティ指揮スカラ座フィルハーモーニが
演奏をしています。
私が訪問した時は床暖房の工事をしていましたl。
寒すぎるとお客が来ないから、暖かくするのだとのこと

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ガイドブックにはあまり載っていないイタリアの小さな珠玉の町
ローマナビネット がご案内します。

2015.02.22

世界遺産マントヴァを歩く

北イタリアは珠玉の美しい小さな町が点在しています。
2月にマントヴァ、サッビオネータ、パルマ、ラヴェンナの町を
訪れました。 始めにマントヴァの町をご紹介。


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三つの湖に囲まれた幻想的な中世の都 マントヴァ
湖越しに見える中世の街並みはイタリアで最も美しい景観
2008年 世界遺産に登録
ヴェルディ作曲のオペラ「リゴレット」の舞台。
16世紀後半、天正遣欧少年使節が安土城を描いた屏風を
ローマ教皇に献上するためマントヴァを訪問。

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ソルデッロ広場には領主ゴンザーガ家のドゥカーレ宮殿を始め
中世時代の建造物、美術品が集まっています。
マントヴァの歴史は古く紀元前エトルリア人が繁栄させ
1200年代は帝国自由都市として栄え、
ゴンザーガ一族が1300年代が支配、その後、オーストリアにより占領
ハプスブルク家支配、ナポレオン占領を繰り返し
イタリアに併合されたのは1866年です。
栄枯盛衰を繰り返した都であるからこそ魅力的な
建造物、美術品が多く、見飽きない小都市になりました。


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1530年、フェデリーコ2世・ゴンザーガは、
皇帝カール5世よりマントヴァ公の称号を授けられた。
フェデリーコ2世はジュリオ・ロマーノに命じてパラッツォ・デル・テ(テ宮殿)を建造。
この宮殿は市の外面を占め、市の都会計画化側面を完全に改革した。
マントヴァについて、詩人トルクアート・タッソは、1586年に書いている:
マントヴァは非常に美しい都市であり、マントヴァを見るのに
1千マイル旅行するほど値打ちがある....と

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Teatro Scientifico Bibiena テアトロ・シェンティーフィコ・ビビエーナ
18世紀建造 ヨーロッパのもっとも美しい劇場と称賛された
1770年1月16日14歳のモーツアルトは10曲演奏しました。
モーツアルトのお父さんは奥さんに送った手紙が残っています
「私の人生でこれほど美しい劇場はみたことがないと」絶賛しました。

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サン・ロレンツォのロトンダ Rotonda di San Lorenzo
ヴィーナスへ捧げられた古代ローマ神殿の跡に建築
11世紀に建てられたロマネスク様式です

北イタリアは美しい 豊富な美術遺産はもちろん
ゴミが落ちていない、ラクガキが無い、
ラテン系イタリア人が少ないことが一番の要因だと思います。

イタリアの珠玉の小都市 ..ローマナビネットがご案内します。
2015.02.15

マントヴァ-5星ホテルよりも素敵なB&Bに泊まる♪

B&B.(.ベッド&ブレックファースト)というと簡易な宿というイメージですが
マントヴァのB&Bはなんと1500年代の領主の館- 宮殿の宿
お値段は朝食付きで100ユーロとB&B並みのド感激な安さ!!!
18室もある広い部屋の3つだけB&Bとして観光客に
ご利用いただいております。


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エントランスからゆったりした階段を昇るとフレスコ画の天井と豪華なシャンデリア.
1500年当時に流行した有名な画家のお弟子さんが描いたそうです。
まるでルネサンス博物館.....当時のままですもの。

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どっしりとした第二のエントランス 、これがB&B?? と
驚きの感激 !
ご夫妻は貴族の血を継ぐのかしら?と思わせる
優雅なとっても親切なイタリア人
ガサツなローマ人とは大違い
貴族ではなくお医者様の家系だそうです


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用意された寝室に辿りつくまで2つの広い居間を通り抜けます
天井は6mはありそう...... 光熱費とか掃除とか......たいへんそう......

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銀の写真楯、燭台、銀食器 ...銀は磨き続けないとすぐに曇るから
手入れもたいへん、泥棒に遭わないのかしらと、ヒヤヒヤしてしまいます

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私が利用した寝室、御殿みたいな寝室もありますが、私には落ち着かないから
こちらに泊まりました。
壁は50㎝もあるガッシリとした造りだから音はまったくしません
家具は数百年は経ているアンティック、 
至福の1泊を過ごすことができました。
貴族にはなれないけど、貴族的気分になれるんだと大満足

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広々とした浴室、モダンで明るい、機能的で使いやすい
高級ホテルと遜色ありません。

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カワイイ、キッチンで朝食....ご夫婦がご挨拶に出てくださいました。
とても温か、ホッと癒される朝を迎えることができました。

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こちらのB&Bの詳細、ご案内は下記の雑誌に載っています
バックナンバーをお取り寄せしてみてください。
CREA Traveller 2014年秋号=
もうひとつのイタリア~ルネサンスの面影漂うマントヴァへ


北イタリアは小さな町巡りがお薦め !
 ローマナビネットがご案内します。
2014.10.13

モランディに会いにボローニャへ

ボローニャは西欧最古の大学と美食の町として知られています。
今回訪問の目的は静物画の巨匠モランディの作品を見学すること。

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ボローニャは第二次大戦で壊滅的な被害を受けてますが
奇跡的に残った歴史的建造物が多いです。

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ラクガキが多いのに驚きました。 ローマもラクガキは多いけど
町の中心にまでラクガキはありません。
この通りは「美術通り」なのにラクガキ通りになってしまっている

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こんなラクガキなら面白いけど.........。

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本日の訪問目的 モランディの静物画 
モランディは1890年、ボローニャに生まれ
ボローニャのアトリエの薄暗い部屋に閉じこもり、
卓上静物と風景という限られたテーマに終生取り組んだ。
描く対象は、テーブルの上に置かれた瓶、水差し、碗などであり、
何の変哲もない質素な容器類である。テーブル上の容器類は
複数のものが組み合わされ、多少配置を変えながらも、同じ瓶や水差しが
多くの絵に繰り返し登場する。テーブルも背景の壁も装飾のない無地であり、
余分なものは一切描かれない。色彩は白、灰色、
クリーム色などを主調とした地味なものである。
作品は「静寂さ」「瞑想的」などという表現によって紹介されることが多く、
時間の止まったような静けさが支配している。

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ついでに立ち寄った国立絵画館
ボローニャの教会や修道院から集められた絵画や彫刻が絵画館のコレクション
13世紀から18世紀までのエミリア地方の画家の宗教画が多い。
ジョットやラファエッロ、カラッチ兄弟、グイド・レーニ等の作品もあります。

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ボローニャは美食の都....らしいです。
ボロネーゼ(ミートソース)が有名ですが、私はトルテッリーニ・イン・ブロードをチョイス
肉と野菜を長時間かけて煮て作ったブロードに 肉とパルミジャーノを入れた
詰め物パスタを浮かべていただくエミリア・ロマーニャの名物料理。
イタリア版ワンタンスープみたいで美味しいです。
醤油を数滴たらすと和風味なりそう。 お薦めです。