2015.02.12

ローマの冬の夜長は音楽鑑賞で楽しく

ローマの冬は18時頃には真っ暗になり長い夜になります。
長い夜の過ごし方....
イルミネーション散策はお薦めですが,
音楽鑑賞もお薦めです。
10年前は日本人観光客は音楽と言うとカンツォーネでした
しかしカンツォーネも観光客向け過ぎて飽きられてきてます。
オペラは3時間と長いし、終えるのが23時過ぎでは少し辛い
平均2時間で終えるクラッシクコンサート鑑賞がお薦め
日によっては18時からの早い時間帯もあります
帰りのタクシーは受付で予約できます。


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イタリア最大の客席のホール・サンタチェリア(3000席)
これくらいの席数が無いと世界のトップアーチストを呼べません

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先日はアメリカを代表するバイオリニスト:ジョシュア・ベルのコンサートでした。
1713年製のストラディヴァリウス「ギブソン」 5億円のバイオリンで奏でます。
2階席の遠くから聴いていても、透き通る小さな旋律が伝わってきました。

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後半はシューマンのシンフォニー2番でした

ローマでの音楽鑑賞お薦めです。

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2014.10.07

ローマオペラ座の危機

イタリア3大歌劇場-ローマオペラ座の危機です。

イタリア・オペラ界を牽引する世界的指揮者=リッカルド・ムーティ氏は
ローマオペラ座名誉指揮者を辞任すると9月21日に発表しました。
原因は楽団運営資金難、楽団員の組合闘争などが続き、
優れた演奏の指揮を執れなくたった ...との理由です。
とても残念でした。 ローマオペラ座に行く楽しみが失せました。

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更に絶望的に残念なのは本日の讀賣新聞の記事
財政難,年末に団員182人全員解雇 !!
4000万ユーロ(56億円)の負債。
来年からアウトソーシング(外部委託)に切り替えるとのこと
イタリアのクラシック音楽業界は国からの助成金を打ち切られ財政難で
演奏家の給与は滞っていると聞いてます。
演奏会場で「劇場継続のためにご協力」をというビラをよく貰います。

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オペラは質素な舞台演出になったらダメです。
日本で歌舞伎が質素な衣装や舞台、照明になったら観客は激減することでしょう。
ローマオペラ座の1階席は1万円を超えるチケット代です。
浮世離れを期待して大枚を払うのに、ケチクサイ演出だったら離れるだろうな
海外に流れるだろうな。 とっても残念です。
国を代表する文化が衰退することって。



2014.03.13

オペラ・トスカの舞台の教会にて

オペラファンでしたら是非、ご案内したい教会がこちら
オペラ「トスカ」の第1幕の舞台の教会

サンタンドレア・デッラ・ヴァッレ教会

1591年起工・1623年完成 サンピエトロ教会より古いです。
イタリアン・バロック建築の初期の教会
クーポラの設計=カルロ・マデルノ。
クーポラフレスコ画=ドメニキーノ
教会全体のプロジェクト=ジャコモ・デッラ・ポルタ,マデルノ
ファサード=ジャコモ・ライナルディが1600年代後半に完成。

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大理石の柱、天井画は光が差し込むと黄金色に拡がり
荘厳さが増し美しいです。

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フレスコ画「聖アンドレア伝」はドメキーニの傑作の一つ。
トスカ第一幕のフィナーレで歌われる『テ・デウム』で荘厳に鳴り響く
パイプオルガンは右にあります。

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教会のすぐ左にバルベリーニ礼拝堂があります
バロックの巨匠ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの父
ベルニーニ、ピエトロ(Bernini・ Pietro)の作品
スペイン階段前のバルカッチャの噴水は親子で作りました。


イタリア国営放送RAIUNOのトスカ一幕。
三大テノールのプラシド・ドミンゴです。
教会内部がよく分かります。

サンタンドレア・デッラ・ヴァッレ教会
Basilica di Sant'Andrea della Valle
Piazza Sant'Andrea della Valle
カンポディフィオーリからナボーナ広場へ行く途中です。

ローマご案内は ローマナビネットにご相談ください


2013.11.17

孤高の天才ピアニスト クリスチャン・ツィメルマン

ローマで10月末にクリスチャン・ツィメルマンのピアノコンサートが
予定されてましたが病気を理由にキャンセルになってしまいました。
とっても楽しみにしてただけに、すっごいショックです。
11月は日本の各都市で演奏会が予定されていましたが、
12月~1月に延期になりました。
体調不良(急性腰痛症)でスイスで療養中とのことです。
日本の寒い冬での演奏大丈夫なのかしらと心配です。

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クリスチャン・ツィメルマンのリサイタルのプログラムは、
ベートーヴェンがピアノ・ソナタに対して残した
最後のメッセージともいうべき後期3大ソナタ。
クラシック・ファンが待ちに待った「究極のベートーヴェン」
ポーランドのサブジェに生まれ1975年、史上最年少でショパン・コンクール優勝、
円熟期を迎え、世界最高峰の頂にたつ巨匠として、その評価が高まるばかりです。

許光俊著「世界最高のピアニスト」の本の中で絶賛されてます。
コンサートに行けない方は「ショパン・ピアノ協奏曲第一、二番」のCDを
聴かれてみてください。
「今後、彼抜きではショパンのピアノ協奏曲は語れないというほど
独特かつ説得力ある演奏である。真の音楽家は、理想の演奏を行うために
手間暇を惜しむべきでないと改めて教えてくれる貴重な例である。」と
書かれています。

ローマでは5月20日に日本のリサイタルと同じプログラムで
コンサートがあります。お値段は日本のほぼ半値
5月に旅行をご予定の方は是非、お薦めです。

チケット代理購入は ローマナビネット までお問い合わせください。
2013.11.10

ローマでクラシックコンサート

イタリアではオペラと決めている方が多いですが
クラシックコンサートもお薦めです。
日本では観賞が難しい世界からのトップアーティストが客演してます。
今季では、イタリアを代表する指揮者クラウディオ・アバト、
アメリカを代表する指揮者ケント・ナガノも客演してます。

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私たちは新シーズンの開幕コンサートにでかけました。
演目はブリテン作曲の歌劇「ピーター・グライムズ」
オペラのコンサート方式(舞台演出がない)

ちりりあ
アウディトリウムのサンタチェリアホールはクラシック専用で
音響効果が他のイタリアのホールに比べ断トツで素晴らしいです。

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「ピーター・グライムズ」はもっとも救いようのないオペラと称され
「主人公の漁師ピーターは、不幸、不運、悲惨、疎外感、貧困、不満、絶望といった要素を
一身に身に背負ったきわめて抽象的な存在なのかもしれない。
よくこんなオペラが作曲できたものである」...と称されてます
この様なストリーを6つの間奏曲を含め、
その夜明け、嵐、日曜の朝、海、霧、夕暮れを描いたオーケストラのパートが美しく。
音楽的には、この6つの間奏曲がオペラを牽引。素晴らしい出来に仕上げてます。
イギリスオペラとイタリアオペラの違いがよく分かります。
日本では昨秋に新国立劇場オペラハウスの開幕オペラとして上演,大盛況でした。
ローマではローマ在住のイギリス人で溢れてました。

2013.11.08

イタリアでオペラ鑑賞- ローマ

イタリアの冬の夜は長く17:30頃は真っ暗になります。
長い冬の夜をオペラやクラシック音楽鑑賞で楽しく過ごすのが
ヨーロッパの人たちの娯楽です。
せっかくのイタリア滞在,オペラ,クラッシク観賞はいかがです?。

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ローマ・オペラ座 
新シーズン(2013年12月~2014年10月)のチケットは明日から
一般売り出しです。ベストな席確保は少しでも早く買うこと。

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私たちは2013年最終演目のオペラ・トゥーランドットを観賞しました。
全席完売の大盛況でした。

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開演30分前、誰も席に着かず、ロビーで談笑したり、バールでシャンペンを飲むのが
オペラ座のもう一つの楽しみかた。

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私たちは2階席のボックス席で出来る限りロイヤルボックスに近い席を選びました。
ローマオペラ座のボックス席は6人部屋ですが、部屋内の席は指定ではないので
舞台前の席を確保するためには早目に入らなければなりません。
(運悪く後ろ席になった方は必ず文句いいます)
オペラはドラマティックで、舞台装置、証明、演出も素晴らしく
圧倒的な迫力で吸い込まれる様に堪能して観賞できました。
ストーリを事前に調べ頭に入れておくと、言葉が分からなくても
感情移入できます。できればDVDで予習しておくとベストです。

イタリアで素敵な夜の思い出をオペラ鑑賞でいかがです?
チケット代行などのお問い合わせは ローマナビネット までどうぞ。

2013.01.28

欧州最古のオペラ座ナポリ・サン・カルロ歌劇場

イタリア三大歌劇場(オペラハウス)はミラノ、ローマ、ナポリです。
その中でもナポリのサン・カルロは最古の現役の歌劇場です。
ブルボン朝ナポリ王国の初代王カルロによって建造された。
開場は1737年11月4日(国王の聖名祝日)
ナポリはヨーロッパにおける音楽上の首都と見做されており、
他国の作曲家、例えばハッセ、ヨハン・クリスティアン・バッハ、
グルックなどもサン・カルロ劇場をそのキャリアの頂点として捉えていた。

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この劇場はその建築、金装飾、および豪華壮麗な青色(ブルボン家の色であった)
の布張装飾で有名となった。
スタンダールは「ヨーロッパのどこにも、この劇場に比べ得るどころか、
この劇場の素晴らしさの足許に及ぶところも存在しない。ここは人の目を眩惑し、
ここは人の魂を狂喜させる」と書き記している。

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開演前の調整に余念のない奏者たち

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昨夜は,ドヴォルザーク作曲ルサルカ(Rusalka)を観賞しました。
ルサルカはチェコ語によるメルヘンチックなオペラでイタリアでの上演は珍しいです。
イタリアらしい舞台演出、照明は素晴らしいです。
ソブラノとテノールも上手でした。
フィナーレで歌手の挨拶の時は贔屓席から薔薇の花がどんどん投げられ
ナポリらしいなと思いました。
ナポリのオペラは観光客がとても少なく地元の富裕層に支えられているようです。
イタリアでオペラ鑑賞、絶対!お薦めです。

2012.11.11

ローマオペラチケット発売開始

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ローマオペラ座のチケットは11月10日より一般発売のスタートしました。
私はチケット売り出し時間の9時に行きましたところ
なんと整理券は311番目、3時間ほど待合室で待機です。
しかも、ほとんどの席は完売に近いです。

リッカルド・ムーティ(Riccardo Muti)がローマ・オペラ座の名誉終身指揮者に
就いたことでローマ・オペラ座の人気急上昇、目玉のプログラムが多いです
<リカルド・ムーティ=シカゴ交響楽団音楽監督、ウィーン・フィル名誉団員
イタリアを代表する巨匠>

イタリアの長い冬の夜をオペラ鑑賞でお楽しみください。
オペラ、クラシックのチケットは
ローマナビネットまでお問い合わせください。


2012.05.15

ローマで第九を聴く ♪

ローマのアウディトリウムでベートーベン第九を聴いてきました。
日本では第九は紅白と並ぶ年末行事らしいけど.........
なぜ、日本に第九だけが定着したのだろう?
第九はイタリアではあまりコンサートプログラムに組まれません
そのため、かなり早く前売りを買ったのですが前列は完売
仕方なく、楽団の後方の席を買い求めました。

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楽団のバックの席が良いのは、指揮者の表情、動作がとてもよくわかることです
今回のコンサートはご高齢の指揮者が病気で代理の指揮者でした
少し心配でしたが、ジャック・バウワー(キーファー・サザーランド)に似たイケメンで
正面から見る価値あり!でした。感情豊かなドラマティックな指揮に魅せられました。

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イタリア人の合唱による第九は迫力がすごいです。声量が日本人の10倍あると思う
200人近いイタリア人全員が大声で叫んだ状況を想像してみてください
床が振動し、天井が震え、どんな楽器より素晴らしいです。
心まで震え歓喜・躍動します。
興奮が止まない、感動的なコンサートでした。
2012.04.09

ローマでオペラ鑑賞 ♬

ローマに来た頃はローマ・オペラ座のオペラはミラノやナポリと比べ芳しくありませんでした。
ここ数年,レベルが急速にあがり、ミラノのスカラ座より上かも...と思うほどでになりました。
イタリア政府の文化・音楽の助成金を打ち切りにより,、胡座をかくことはできず,
多くのお客様にチケットを買ってもらい、喜んでもらえるよう頑張ったのでしょう。
たいへん楽しく、とても美しく、感動的なオペラでした。

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演目ははモーツワルトの魔笛です。
魔笛は童話的であり寓意的でイタリアオペラの様に悲嘆を強く訴えるのではなく
とても楽しい、ほのぼのとしたオペラです。
童話的であるからこそ、音楽はハイレベルを要求されます。
それぞれがトップアーチストでないと務まりません。
長いオペラですが時間を経つのを忘れ、もう終わるの? と思ったほどです。

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2階のボックス席で鑑賞しました。
2階のボックス席は楽団の演奏とオペラの両方、全体を俯瞰でき
音楽もロイヤル・ボックスで聴いて最高という音響効果の設計です
ロイヤルボックス席は無理でも、できる限り近い席を確保すると楽しめるでしょう。

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ボックス席の注意
①ボックス席は標準6席の部屋、部屋内は自由席,先着順。
前の席は全体を眺めることができますが、後ろ席になると
たいへん見辛くなることもあります。
②同部屋になったイタリア人がとても煩く感ずることがあります
歌い手を貶したり、席が見辛いと嘆いたり、鬱陶しい思いをすることも
③1畳半くらいの狭い部屋ですので、強い香水をつけた方が居ると噎せることも。

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1階のプラテア席は周囲に気を遣うことは少なくオペラに集中できます
楽団の演奏はほとんど見ることはできません。
せっかくの鑑賞はヨーロッパ気分を楽しむためにもボックス席がお薦め

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ローマの夜はゴハンを食べて寝てしまうのではなく
夜景散歩や音楽鑑賞など、ローマならではの夜を堪能してください

チケット入手のご相談はローマナビネットまでお問い合わせください。